新企画!

夢十夜を遊ぶ夜
小説「夢十夜」を、鳥山フキが好きにする

夢十夜を遊ぶ夜<br />小説「夢十夜」を、鳥山フキが好きにする

夢十夜を遊ぶ夜 第1弾
鳥山フキが「夢十夜」を好きにする

9月8日(月)19時30分〜&22時〜

新世界(西麻布)


テキスト:夏目漱石『夢十夜』

構成・演出:鳥山フキワワフラミンゴ

出演:原口茜、多賀麻美、柳沢茂樹

音楽:小島ケイタニーラブ

 

 

 

『夢十夜を遊ぶ夜』とは──

 
夏目漱石が書いた、不思議な夢のオムニバス「夢十夜」。
〈死を看取った女の墓の横に座り続け、ある日、百合の花が咲いたのを見て100年経ったことを知る夢〉〈夜の山道を歩きながら、おんぶした息子が、かつて自分が殺した盲目の男だったと気付く夢〉〈美しい女に付いていき、崖の縁で際限ない豚の大群に襲われる夢〉など、美しかったり不気味だったりナンセンスだったりする夢を10話集めたこの小説は、理論派とされる漱石らしからぬ幻想的なテイストでありながら、多くのファンを持っています。
これをどうにかしてリーディング公演にできないか、ずっと考えてきましたが、とうとう、ひとりの演出家の方に丸投げすることにしました。「漱石の「夢十夜」を好きにして遊んでください」と。
でも、そのほうがおもしろくなりそうな予感がしています。どうぞお楽しみに!

☆夏目漱石「夢十夜」は青空文庫で読めます。短編なので、ぜひご一読ください。 
 

第1弾に鳥山フキ(ワワフラミンゴ)登場!

記念すべき第1弾の演出は、鳥山フキさんにお願いしました。綿菓子を舐めているつもりが岩塩が出てきたのだけれど、本当は何も食べていなかったのかもしれない──。そんな、先の読めない、裏付けなど気に留めない、人を食ったその世界は「夢十夜」にぴったりです。
キャストは、ワワフラミンゴでおなじみの女優さんふたりと男優さん、そして音楽に小島ケイタニーラブさんと、一晩だけのリーディングでありながら豪華な面々です。
夢か現(うつつ)か、不確かで気持ちのいい鳥山時間を、ゆるりと味わってください。

リーディングとは何か分からず、
一から考えています。

ものを変えたり、いじったりするのが苦手です。夢十夜はそれだけで面白く、完成された作品で、自分があれこれ手を加えたり、都合で削ったりするのがためらわれます。

とはいうものの、この声がかかるまではきちんと「夢十夜」を読んだことはありませんでした。第一夜が嫌いでした。また第三夜や第六夜は面白すぎ、作られた夢のようで、十夜すべてを最後まで読む気になれませんでした。

しかし、十夜すべてを読んでみて、気持ちが変わりました。一夜二夜と夢が畳みかけて来、ぐっと現実に迫ってくる様。十夜あることに意味があるのだなと思いました。文章を読むことが楽しく、何かつながってくるような気がしました。

男性の遭う理不尽、の話だと思っています。

今まで男性の事も理不尽の事も考えた事がなく、紅茶とコーヒーどっちがおいしいレベルの事を中心に頭を働かせてきたので、心から心配です。
気持ちをしっかり持って、作品に向かいたいと思います。

鳥山フキ


夢十夜を遊ぶ夜 第1弾
鳥山フキが「夢十夜」を好きにする

9月8日(月)19時30分〜&22時〜

*計2ステージ
*開場は30分前

会場:新世界(西麻布)

料金:2,500円(全席自由)+ドリンク代


問い合わせ:Produce lab 89 ☎ 090-8308-4433